粘り強く課題に向き合うことができる生徒 ~ 主体的・対話的で深い学びを実現する授業を通して ~
学校教育目標「主体性を持ち、自己実現に向かう生徒の育成~授業の改革からはじまる~」を達成するための授業づくりにあたり、一宮中学校の生徒の強みと弱みを以下のように整理しました。
〈一宮中生徒の強み〉
小集団(グループ・ペア)での活動に積極的で、生徒同士の教え合いが活発である。
課題に対して素直に取り組むことができる生徒が多く、とりあえずでもやってみる姿勢がある。
〈一宮中生徒の弱み〉
学習に対して、何に取り組んでよいのかわからない生徒が多く、基礎学力が定着していない。
諦めが早く、粘り強く課題に取り組む姿勢、意欲的に取り組む姿勢が弱い。
学習面での成功体験が少ないため自信がなく、主体性が希薄である。
このうち、学校教育目標とのつながりから“粘り強く課題に取り組む姿勢”に注目、「粘り強く課題に向き合うことができる生徒」を授業の中で目指す生徒像とし、これを研究主題として設定しました。あわせて、生徒の強みである“仲間との関わり”を軸にして、対話で思考を深める授業へと改善に取り組むことにしました。さらに、これを支える基礎学力定着のための家庭学習や、個に応じた指導を丁寧に行うことで、生徒の自主性・主体性、粘り強さを高めることにつなげていきたいと考えました。
令和7年度は「課題解決のための対話」を中心とし、全校研等での提案授業と日々の実践を通して研究を進めてきました。その結果、生徒は、「対話」の中で自分の意見を深めブラッシュアップしたり、他者の意見からヒントを得て課題解決のきっかけにしたりと、主体的に活動する姿が増えてきました。あわせて、「対話」を中心とした授業改善により、場面設定やICTの工夫の他、「対話」をより充実させ課題解決につなげる力・身に付けさせたい力として「根拠を明確にして説明する力」の必要性を感じるようになりました。
令和6年度に研究の中心として取り組んできた「課題設定」も含め、これまでは授業改善の視点が授業の構成や手法のような部分にありましたが、令和7年度の研究では、生徒に身に付けさせたい具体的な「力」を意識した授業改善が進みつつあります。
令和8年度は、昨年度までの校内研究の結果、改善がすすんできたて授業を土台に、「根拠を明確にして説明する力」を育て、「できた」「わかった」を増やすことにより「粘り強く課題に取り組む姿勢」につなげていきたいと考えています。
一宮中学校では、粘り強く課題に向き合う力を育成するための授業スタイルとして「一宮スタイル」の確立をめざしています